令和5年度の取り組みについて
令和5年1月吉日
お取引先各 位
日本アシスト会計グループ
代表 佐々木 忠則
令和5年のごあいさつ
あけましておめでとうございます
皆様におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます
平素は当会計グループの取り組みにご理解ご協力を賜り心よりお礼申し上げます
昨年も、多くのお取引先様から新たなお客様のご紹介を頂き、新たな多くのご縁ができましたことは、偏にお取引先皆様方のご支援の賜と感謝申し上げます
さて、令和の時代は少子高齢化時代の到来で外国人労働者の受け入れとなり、社会・労働環境が大きく変わりました。新型コロナウィルスの感染症拡大は終わりが見えぬなか新たにウクライナ情勢の問題が勃発し、エネルギーをはじめあらゆる物流に混迷と物価高騰をもたらしています。また、コロナ感染防止対策のためソーシャルディスタンスを保った環境、テレワークの導入、そしてデジタル庁の創設は電子化社会・労働環境の変化を余儀なくもたらしています。北海道における多くの中小企業は、消費税率アップも吸収できない経営状況のなかコロナ融資で何とかしのぎましたが、その返済も始まり経営は厳しく緊迫しています。
戦後の日本そしてこの時代においても我が国を支えるのは、やはりお客様方をはじめとする中小企業の皆様であります。この不安定な時代そしてデジタル化・電子化を変革期と捉え、この時代を生き抜くこと、生き抜くための企業に進化する。そのための経営環境を整備すること。それが維持存続させ次世代に繋げる経営であることを、今一度、考えてみる必要があるといえます。
以前の右肩上がりの経済社会では、社長に万が一のことがあっても何とか経営を維持できました。しかし、今の時代は、後継者が現経営者同様に利益を出し、経営を維持することは至難の業といえます。その時どうするのか、継続か、閉業か、売却か等々今から考えておく必要があります。また、その後残された者は、後継者、資金繰り、借入返済、借入保証、今後の生活等々その苦悩は量り知れず本当に大変です。万が一を想定内としたリスク管理、対策、保険の大事さを痛感しています。
法令違反、内部告発、情報流出等の事件は、社会は許さず経営を窮地に追い込みます。財政収入をなす税務申告に係る調査は厳しくなっている現状があります。法令を遵守し社会に貢献する経営は、取引先は勿論、税務署、社会の信頼を得、お客様の企業価値を創造すると言えます。
本年10月から消費税等のインボイス制度がはじまります。免税事業者の方はお取引先様と十分な打合せのうえ、課税事業者を選択するかどうかをご検討ください。なお、インボイス制度に係わる請求書・領収書等の発行、仕入請求書、支払領収書等の保管、記帳、会計システムの検討の際は、弊社担当者にお気軽にご相談ください。
私達は、このような状勢を踏まえ下記のことを決意し、お客様の繁栄ある環境作りを目指して取り組んでまいります。私達は、毎月の巡回監査を通じて、リスク防衛そしてデジタル社会の変革に遅れをとることのないよう支援して参ります。それが、お客様、社員の皆様、そしてそのご家族の皆様の幸福に繋がるものと確信しております。
お取引先様におかれましては、是非この取り組みにご理解を頂き、ご協力を賜りますようここにお願い申し上げる次第であります。
最後になりましたが、お取引先皆様の益々のご発展とご健勝を祈念申し上げます。
敬具
令和5年宣言
私達は「お客様の繁栄ある環境」へ向けて、次のことに全員で取り組んで参ります。
- 家族・企業防衛
私達は,お客様の永続的発展を願い、お客様が自らを防衛し従業員・ご家族の皆様の生活を護るため、理念に基づく保険指導に全員で取り組みます。 - 黒字化システム
私達は,お客様の維持存続発展のため、黒字経営体質へ導くための業績管理システムとRPA*による業務効率・資金力を高める会計システムの推進に全員で取り組みます。 - IT電子化
私達は,IT国家に向け、電子申告・納税システム(e-Tax )の利用、電子帳簿・電子ファイル(ペーパレス化)、金融機関への決算書電子提供サービスの推進に全員で取り組みます。 - 税務行政支援
私達は,税務行政の支援のため、お客様の確定申告書に適正書面(税理士法第33条の2の書面)を添付し、行政の信頼を得て税務調査を省略できるように全員で取り組みます。 - 頼んで安心な事務所
私達は,お客様が安心し頼んで良かったと思える事務所づくりに全員で取り組みます。
(※)ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)、通称RPAは、これまで人間のみが対応可能と想定されていた作業、もしくはより高度な作業を、人間に代わって実施できるルールエンジンやAI、機械学習等を含む認知技術を活用して代行・代替する取り組みです。(日本RPA協会HPより)
従来型のプロセス自動化で必要とされてきた、長期間にわたる既存システムの変更や業務フローの見直し等を経ることなく、既存の業務を効率化できる点がRPAの最大の特徴といえます。